圧倒的な描写性能を追求したSIGMAのArtライン、その中でポートレートレンズと呼ばれる焦点距離の85mm F1.4 DG DNを購入しました。
S5IIはLUMIX S 20-60mmの標準ズームとLUMIX S 50mm F1.8の単焦点レンズのダブルレンズキットを購入しましたが、さらにもう一本少し長めの焦点距離のレンズが欲しいと思って、同じSIGMAの105mm F2.8 MACROやLUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 などと悩んだ末に購入です。
まず見た目がかっこいいです。マウント部分は金属製で、SIGMAの文字が書かれている部分は金属ではないと思いますがチープな感じはないです。このマウント部分の質感がすごい好きです。
質量は630g(Lマウント)。手にするとそれなりに重さを感じます。
「F1.4の常識を覆す軽量・コンパクトボディ」と謳われていますが、全然軽くはないです。とはいえ、SIGMAの一眼レフ用の85mm F1.4 DG HSMが1215g!だったので驚くほどコンパクトになっているようです。
AF/MF切り替えスイッチと機能を割り当てられるAFLボタン、そして絞りリングをデクリック(カチカチせずに滑らかに回るようにする)にするスイッチも搭載されており、動画ユーザーでも使いやすく設計されています。
ゴム製のフォーカスリングは回しやすいのですが、ゴミが付きやすいのが難点。猫の毛なんかすぐ付くし少し払っても取れません。
絞り羽根は11枚。フィルター径は77mmです。
S5IIに装着すると、
バランスは悪くないと思います。グリップが握りやすいので特に問題ありません。
写りに関しては、絞り開放から素晴らしい解像感。感動してます。これがArtシリーズか。
このボケ感とピントのシャープさはテンション上がります。
公園の植栽も際立たせてくれます。
開放で玉ボケはレモン型になっていますね。
↑L.クラシックネオも案外ハマってる気がします。
前ボケがどうかとか評価できませんが自分的には問題なし。
他にもたくさん撮影していますが家族関係ばかりなのでお見せできないのが残念。
SIGMA 85mm F1.4はちょっと大きめで重いですけど、自分にとってはそれほど苦にはならない重さですし、持ち出したくなる魅力があります。かなり気に入っているのでLUMIX S 50mm F1.8の出番がほとんどないです。
今のところ唯一の欠点はというと、寄れないことです。
花とか撮影していると、もう少し寄りたいなと感じることは多々あります。だいたいこれくらい↓が限界です。
とはいっても他の85mmに比べて寄れないというわけではなく、このレンズ特有の欠点ではありません。花とかをメインにするなら、SIGMAであれば105mm F2.8 macroのほうが良いのかもしれません。自分もかなり悩みましたが、子供も撮るのでマクロレンズだとAFが遅くなるかなと思ったので85mmを選びました。
S5IIとの組み合わせに問題はないと思いますが、85mmでF1.4ですからピントがだいぶ薄くなります。S5IIだとメガネのフレームとか少し被り気味の前髪とかにピント合ってたりすることがありますね。本体のファームアップでの精度向上を期待したいです。
あとレンズフードを付けるとだいぶ存在感は大きくなります。自分は付けていません。
というわけで総じてとても満足しています。しかもこのクオリティで新品10万円ですから、純正レンズと比べるとコスパ良いですよね。純正レンズが少ないPanasonicにとってSIGMAの存在は大変ありがたいですね。Contemporaryシリーズも気になるな。なんて、この沼に底はありません。それでは。
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