【カメラ】LUMIX S5IIを使ってみたファーストインプレッション〜初LUMIXで注意すること

カメラ

先日購入したLUMIX S5IIをとりあえず2週間ほど使ってみたインプレッションをしたいと思います。

購入後2週間ほど使用した感想です。そして、S5IIを使ってみて感じた注意点も少しまとめます。

まず、LUMIX S5IIで良かったところ

S5IIの良かった点
  • LUMIX S 20-60mmのキットレンズとの組み合わせでも画質は十分良い
  • フォーカスモードやAFモード、連写、露出など撮影中の設定変更が分かりやすくテンポ良く撮影できた
  • 公開されているLUTを用いれば手軽に動画も静止画も色を変えることができる
  • 動画の手ぶれ補正の効きが良い

まず実際に使ってみて撮れる画に不満はありません。LUMIX S 20-60mmとの組み合わせでも解像感があって描写性能の不満はありませんでした。

旅行で動画も撮影してきましたが、動画を売りにしてきたパナソニックだけに特に不満なしです。

LUTも使ってみたかったので、LUMIX Color labで公開されているLUTから、ShukeiさんのS-Teal & OrangeをリアルタイムLUTで使ってみました。自分のようにLogで撮影していない勢でも手軽に動画の色味を変えられるのは良いです。FUJIFILMならフィルムシミュレーションで動画の色味を変えることができますが、他社だとそうもいきませんからね。

次に、初期使用時に設定ミスだったり戸惑ったことを挙げます。S5IIの欠点ではなくて、あくまで初期使用時の注意点という視点です。

S5IIの注意点
  • 被写体認識「顔・瞳」にすると顔が見えないと人の認識もしない
  • 初期設定だとP/A/S/Mモードのまま動画を撮ると撮影中に露出変更できない
  • リアルタイムLUTで撮影した静止画はRAW現像が難しい

被写体認識「顔・瞳」にすると後頭部や体の認識をしない

まず被写体認識について。認識モードは、「人物」・「顔・瞳」・「人物・動物」の3種類があります。自分は完全に誤解していて、「人物」は瞳認識しなくて、「顔・瞳」は瞳→顔→人物の優先順位で認識してくれるものと思っていました。

なので、初めは「顔・瞳」に設定していたんですけど、まあ認識しないこと。横向きでも認識が悪くて、後ろ向いたら全く認識しないわけです。

騙されたと思って取扱説明書をみてみたらちゃんと書いてありました。

 「顔・瞳」→人物の顔・瞳だけを認識します。

 「人物」→人物の顔・瞳・体を認識します。

「人物」で良かったじゃん。瞳も認識するのね。人物にするとしっかりと人間を認識してくれます。

AF性能については、上記のごとく被写体認識の設定でつまずいていたのでなんとも言えませんが、AF性能が悪いってことはないと思います。とはいえ、自分はFUJIFILMをメインで使ってきたので、SONYやCANON使いからしたら物足りないでしょうけど。

初期設定だとP/A/S/Mモードのまま動画を撮ると撮影中に露出変更できない

これも注意が必要です。

モードダイヤルの中には、クリエイティブ動画モードとスロー&クイック動画モードという動画専用モードがありますが、P/A/S/Mモードでも録画ボタン(初期設定ではモードダイヤル隣の赤いボタン)を押せばそのまま録画もできます。

普段Aモードを多用しているのでそのまま動画を撮影したところ、撮影中に設定が変更できない。正しくはF値を変えられない。

これは、初期設定で「P/A/S/M動画の露出自動制御」という項目がONになっているためです。

MENU→歯車マーク→画質項目の2ページ目にあります。これが初期はONになっているため、カメラが自動でF値・シャッタースピード・ISO感度を設定して撮影するため自分で設定できません。録画直前の設定も反映していません。

きっと親切で自動制御に初期設定してくれたんだと思いますけど、これ戸惑いますよね。気をつけてください。

リアルタイムLUTで撮影した静止画のRAW現像

S5IIでは映像のカラープリセットとも言えるLUTをリアルタイムに反映させながら撮影することができます。動画だけでなく、静止画にも適用が可能なうえに、静止画のフォトスタイルにも重ねて適用することもできるという機能です。

面白い機能ですし、公開されているLUTを使わせていただけば手軽にいい感じの色に変更することができます。FUJIFILMのフィルムシミュレーション感覚で使えそうなので、早速自分も使っています。

手軽に色味を変えられるのは良いのですが、ちょっと難点がありました。

リアルタイムLUTで撮影された画像はLog撮影をベースに出力されているので、RAWファイルをLightroomで現像しようとすると、Log撮影した写真になってしまいます。

例えば下の写真はリアルタイムLUTで撮った写真です。

これをLightroomで現像しようとすると、

LUTを適用する前のLog撮影された素の画像になります(フォトスタイルだとV-Logってやつになります)。ここからRAW現像で色をつけることはできないと思いますので、(少なくとも自分は分からないので)リアルタイムLUTは撮って出しで楽しむものですね。

とりあえず購入後2週間ほど使用して、静止画と動画それぞれで少しつまずいたところがあったのでまとめてみました。

発売直前から直後にプチ炎上したS5IIですが今のところは楽しく使っています。最後に少しだけ撮影したものを載せておきます。

S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/5.0, SS 1/125, ISO 5000, 35mm
S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/8.0, SS 1/160, ISO 100, 24mm
S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/8.0, SS 1/125, ISO 100, 24mm
S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/5.6, SS 1/200, ISO 100, 60mm
S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/5.6, SS 1/1250, ISO 800
S5II + LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6, f/6.3, SS 1/2000, ISO 800

家族の写真ばかりで載せられる写真が少ない。

とりあえず今回はこれくらいで。それでは。

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