【カメラ】DxO PureRAW2を使ってみました

カメラ

今回はDxO PureRAW2 というソフトを試してみた記事です。

暗いシーンや星空など高感度撮影をするとノイズが発生します。ノイズが多いとザラザラした写真になってしまい、あまり見栄えが良くありません。カメラ内では上手くノイズを処理してJPEGを作り出していますし、RAW現像ソフトでもノイズ除去が出来ます。

しかし、ノイズ除去を強くかけるとディテールが失われてツルッとした絵になってしまいますし、星空だと星が消えてしまいます。

ですので、画質とノイズ感のバランスを見て調整するわけですが、今回のDxO PureRAW2というソフトは、ノイズを除去してくれるだけでなく、RAWファイルの画質を向上させてくれるという素晴らしいソフトです。

DxO PureRAW(の1)は2021年4月発売で、その頃良く話題になっていた気がしますが、富士フイルムのXtransには対応していなかったので使えませんでした。今回PureRAW2になって、富士フイルムXシリーズも対応するようになったので試してみました。

このソフト、スゴイです。

DxO PureRAW2とは

Dxo PureRAW2はRAW画像を「ノイズも欠陥もない、ピュアなRAW画像」にしてくれるソフトです。

DxO DeepPRIMEというAIを使った技術によって、デモザイキング(フルカラー画像を作り出す作業)とノイズ処理を同時に行いつつ、さらにDxO光学モジュールによって、シャープネスを向上し、ディストーション、ヴィネット、色収差を補正してくれるとのことです。詳しくはHPを参照ください。

Dxo PureRAW2になってワークフローが改善し、Lightroom Classicから直接操作できるようになったとのことです。

「ファイル」→「プラグインエクストラ」→「DxO PureRAW2で処理」をするだけで、処理後に自動でLightroomに取り込まれます。手間がかかりません。

実際に使ってみる

元画像

夜の公園で何となく撮影した写真です。X-T4にXF 18mmF1.4 R LM WRの組み合わせで、f/1.4・SS 1/5・ISO 6400で撮影しています。

これをDxO PureRAWで処理したものが↓

DxO PureRW2で処理後

PCだと全体にノイズが減って、背景の木々のディテールがシャープになっているのが分かります。拡大すると、

左:元画像、右:DxO PureRAW2で処理後

ノイズが著明に減っているのと、木の枝葉のディテールが強化されていますね。

前回の記事の蝶ヶ岳テント泊時の写真です。夜中のテント場から自分のテントと星空を撮影しました。

NIKON Z6 + NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sで、f/2・SS 10秒・ISO 2500です。

左:元画像、右:DxO PureRAW2で処理後

これすごいですよね。テント部分はシャドウを持ち上げているのでノイズがかなり目立っていたのですが、DxO PureRAW2で処理後はテントのノイズがかなり除去されていてディテールもクリアになっています。星空もノイズが減っていて、それでいて星がすごく消えたりとかはしていません。

星景写真は(も)詳しくなくて完全初心者ですが、ノイズを減らすためには、赤道儀を使ったり、複数枚をスタックする(StarryLandscapeStackerなど)必要があるんですよね。極端なこと言うと(素人目線では)、このソフトがあれば自分の撮影レベルでは赤道儀やスタックする必要もないのかなと思いました。

まとめ

今回はDxO PureRAW2についてまとめました。FUJIFILMに対応するようになったので試しに使ってみたら感動したので思わず記事にしてしまいました。

このソフトは13900円の買い切りのようです。Lightroom・Photoshopのサブスク形式に比べるとなんて良心的なんでしょうか。

フルサイズに比べてAPS-Cは高感度に弱いのがデメリットと言われていますし、以前EOS R6で比較した時に実感しましたが、このソフトがあれば弱点もカバー出来ますよね。

NIKON Z6・Zレンズの描写は気に入っていますが、このソフトが早く使えていたらフルサイズ機購入を思い止まっていたかもしれません(笑)

このソフトは1ヶ月間試用することが出来ますので、興味があれば試用してみて下さい。試すと買いたくなると思いますので注意です。

それでは、また。

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