【カメラ】いろいろ話題のLUMIX S5Ⅱをお迎えしました

カメラ

こんにちは。カメラを買うのが趣味の人です。

本体買わないでレンズ買った方が幸せになると思いつつ買ってしまいました。

パナソニックのLUMIX S5Ⅱです。

パナソニック初の像面位相差AF搭載として大変話題になりましたね。S5の印象が良かったので自分も非常に興味を持ってS5Ⅱの発表をみました。

LUMIXユーザーさん達、そしてLUMIX使いたいけどコントラストAFオンリーのせいで見送ってきた人たちからすると待望の像面位相差AFです。

そしてメーカー初の像面位相差AFの割によく出来てるぞ!って結構ベタ褒めでしたね。

しかもお値段が安め。本体が税込24万円台で購入できる。このご時世のフルサイズミラーレスとしては良心的なお値段ですよね。

そのため、これまでのLUMIXシリーズのシェアからすると予想以上の反響となったようです(ま、その反動も凄かったわけですけどね…)。

自分が購入した理由としては

  • フルサイズセンサー搭載
  • 手ぶれ補正の効きを含めた動画性能
  • リアルタイムLUTも面白そう
  • レンズ(LUMIX S 20-60mm良かった、ただしレンズは良し悪しあり)

だいたいこんな感じです。要約すると、LUMIXを一度使ってみたい。単純に浮気性です。家族写真・動画用途ではFUJIFILM X-H2が十分に良い仕事してくれているんですけどね。

FUJIFILMは動画にもフィルムシミュレーションをあてることができるので、手軽に動画の色味を変えることができるという魅力があります。

他社ですとLog撮影して動画のカラープリセットであるLUTを編集であてる作業が必要になるので気軽には出来ません。

今回S5IIに搭載されたリアルタイムLUTという機能は、LUTを撮影時にあてることができる機能です。あらかじめLUTを読み込ませておけばフィルムシミュレーションのように手軽に楽しめるんじゃないかと考えたのも今回購入のきっかけです。LUTとか使ってみたい。

さて実物を見てみると、サイズは大きくはないもののコンパクトでもないです。S5と比較するとわずかですが一回り大きくなっています。X-H2とほぼ同じくらいなので困ることはないですが、もっと小さくても良かったです。

左:LUMIX S5II、右:X-H2

デザインやボタン・ダイヤルはS5と大きな変更はないようです。

ボタン・ダイヤル関係はほぼS5と同じですが、左肩のドライブモードダイヤルにハイレゾ撮影が加わっています。あとストラップをつける金具のデザインが変わりました。カチャカチャ動かないやつです。S5と大きく変わったのは、EVF部分に冷却用ファンが搭載されたため前後に長くなりました。

S5。公式サイトから

そして今回はお買い得と言われていたダブルレンズキットを購入です。

LUMIX S 20-60mmに加えてLUMIX S 50mm F1.8の単焦点レンズもセットになって、本体価格から5万2千円しかアップしていません!

ありえない設定ですよね。マーケティング戦略でより多くのシェアを取るために相当頑張ったみたいです。

と、ワクワクして発売日を待っていましたが、購入前からEVFの問題が浮上し、購入後にはTwitterでプチ炎上しているではありませんか。

問題点
  • AF作動中はEVFのフレームレートが30fpsに低下
  • 連写にするとメカでも電子でも必ずRAWのビット深度が14bitから12bitになってしまう
  • 拡大倍率がS5 最大20倍から6倍になり、静止画ではMFでしか拡大できなくなった

一つ目のEVFフレームレート低下の件は発売前から指摘されていました(メーカー発表ではなく、レビューしたカメラマンさんからの問題提起)。こちらはメーカーもファームアップで対応しますと宣言していたのと、動きもの撮らないので実際使ってみないと分からないなと思っていました(記事記載中に3月下旬にファームアップ予定と発表あり、素晴らしい!)。

二つ目の連写にすると12bitに落ちる問題は、発売されてからtwitterにあがって知りました。事前には全く明らかになっていなかった仕様ですが、説明書にはっきりと記載されており発売後に話題になりました。連写速度やシャッターの種類によらず低速であれ連写にすると12bitになるようです。

RAW現像でシャドウを持ち上げた時の階調にわずかな差が出るようです。自分にはその2bit分の階調の違いはほぼ分からないような気がします。でも低速時は14bitにして欲しいですよね。

拡大倍率が6倍。これがかなり残念。星撮影する場合はZ6を使用していますが、S5IIが良ければSIGMA 20mm F1.4 DG DNも使ってみたいと妄想していたのに、6倍までしか拡大できないのでは星撮影の難易度が上がります。メーカーはこのカメラで星撮影は想定していないということですよね。S5のホームページには20倍まで拡大して天体撮影をアシストってメーカーがアピールしていますから。

実際にちょっとベランダで星を撮ってみましたが、まあピントが分からないこと。軽くやってみただけなので、星空の条件やレンズなどで違うとは思いますが、少なくともベランダから20-60mmのキットレンズの20mm側でやってみたら、まあピントが分からない。

合ってるかなと思って撮影後に拡大してみたらボケボケ。再生画面の方が大きく拡大できるので、しっかりピントを合わせるには、撮影→再生→拡大してピント確認を繰り返すスタイルでしょうか。慣れれば撮れるんですかね。

パナソニックさん、何とかしてください。お願いします。EVFだけでなくこちらも誰か大きな声で問題提起してくれませんかね。

そんなわけで、期待から一転暗雲立ち込める船出となりましたが、自分はLUMIX S5IIとLマウントレンズを楽しみたいと思っています。

最後にLマウントレンズについて少し。

今後のレンズどうしようか妄想を膨らませるわけですけど、今のところLUMIX Sシリーズレンズは少ないです。そしてレンズが大きいですね。大三元ズーム巨大。性能は良いんでしょうけど。

Lマウントはシグマのレンズが使えるのでぜひシグマさんには魅力的なレンズをバンバン出して欲しいです。

今回は購入直後のご報告ですので、作例などはありません。発売前の大絶賛から急転の発売後評価となりました(一部では)。S5で出来ていたことが出来なくなっているのでは落胆する人がいるのも無理はないとは思います。機能を落とすならLUMIX S6として発売して、S5IIを30万前後のα7IVやR6対抗馬にしても良かったんじゃ…なんて。

とはいえ、自分は前向きにS5IIと向き合って撮影記録もアップしたいと思います。それでは。

<追記>2日後にもう一度自宅で星撮影してみました。星の部分だけ切り抜いています。

初回
2回目

撮って出しそのままです。明るい場所なので星自体が見えにくいですけど、2回目はピント悪くないかと思います。2回目の挑戦で、ピント拡大画面をモニター画面一杯に広げられることに気づきました。これならなんとかなるかもしれません。でもなんか星がボヤっとしていて見えにくい気がするんですよね。

というわけでなんとか星空の写真は撮影できました。しばらく明るい広角レンズは買えないと思いますので、パナソニックの動向を見守ります。ぜひ、宜しくお願いします。

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