3月の新月期(から数日)に茨城県平磯海岸の中世代白亜紀層というところで星を撮影してきました。先月から天の川が撮影できる時期になりましたので、久しぶりの星撮影です。
星の撮影は数える程しかしておらず、完全など素人です。星写るかなレベルです。冬の間オリオン座など何回か撮影しましたが、天の川を狙って撮影しに出掛けるのは今回が初めてで、ワクワクしていました。
中世代白亜紀層とは?
茨城県ひたちなか市の平磯海岸から磯崎海岸の間にある岩礁で、中世代白亜紀の地層とのことです。白亜紀とは約1億4,500万年前から6,600万年前の時代です。この地層から、アンモナイト・ウニ・二枚貝・サメなどの化石も発見されているようです。
斜めに傾いた特徴的な岩場がほぼ真東に向いて連続しています。
ですので、東の空を撮影するのに適したポイントになります。南側には強い光があります。
さらにここから南に車で15分走ると、大洗の有名な撮影スポットである神磯の鳥居がありますので、セットで回ることもできますね。
駐車場もあります。
駐車場のガードレールの隙間から抜けると、こんな感じで岩場に下りる道があります。夜中は転倒注意です。
白亜紀層で天の川を撮影する
3月の新月から数日。夜中に出かけられる都合がついたので念願の天の川撮影に行くことにしました。本当は別のスポットに出かけるつもりだったのですが、意気揚々と出発してみるとものすごい曇り。星の光など何も見えません。
とりあえず車を走らせながら、途中停車してSCWやWindyで確認すると、白亜紀層のあるひたちなか市沿岸は4時頃以降はもしかしたら雲が抜けそうだと分かり、急遽こちらに行きました。
到着したらすでに5台以上は車が停まっていました。パッと肉眼で見ると、東の空は明らかに雲がかかっているも、星が見えています。テンションが上がってきました。
駐車場右から海岸に降りることができます。足場が悪いので転倒しないように注意。すでに撮影している人たちがいるので、ヘッドライトは赤色にして余計な光を当てないように気をつけて場所を確保しました。
天の川撮影開始
とりあえず撮影してみると、
うっすら天の川は雲の中です。まあ、出発した時の曇り空に比べれば星が見えるだけマシです。
FUJIFILM X-T4に比べてNikon Z6は、ピント合わせの際にモニター拡大倍率が高いので、断然ピント合わせがしやすいです。星のピント合わせがイマイチよく分かっていないのですが、後で見直しても今回は大丈夫だったと思います。
ここからNIKKOR Z 20mm f/1.8 SにソフトフィルターのKenko プロソフトンクリアを装着しました。
撮影しながら待っていたところ、雲がとれてきました。金星が輝いています。
こちらが一番雲がとれた写真です。金星の輝きが綺麗ですね。快晴とはいきませんでしたが、ここまで雲が晴れてくれて本当に良かったです。出発直後に諦めて帰宅しなくて良かった。
すぐに東の空が明るくなってきました。10分後に撮影した写真が↓
けっこうお気に入りの1枚です。
星の現像は難しくて、現像次第でもっと綺麗に仕上がるんじゃないかと思います。もっと勉強します。
朝焼けの岩礁を撮影
だいぶ明るくなりました。
星撮影は終了したので、ここからNIKKOR Z 24-120mm f/4.0 Sに変更してもう少し撮影を続けました。
ローアングルで岩を撮影してみます。朝焼けの空ですが、この日は東の空に雲がかかっているので撮影中に太陽は顔を出しませんでした。
ちょっと場所を変えて、朝焼けの空と白亜紀層の岩礁を一枚。
これで今回の撮影は終了です。
まとめ
星を撮る練習はしていましたが、今回初めてちゃんと天の川を撮影しに行きました。まだピント合ってるかなというレベルですが、一応撮影できたと思います。もっと特徴的な岩を強調できるような構図が作れれば良かったなと思っています。
ちなみに、X-T4も用意していてタイムラプス撮影していましたが、ピント合っていませんでした。試し撮りしてから拡大して確認した気がするんですが、ピントリング触ってしまったのか。ただ確認が甘いのか。300枚近く撮影してから気づく悲しさ。。。
小さいサイズで見る分には素人目にはフィルター使ってるのかな?みたいな。
だいたい何かしらうっかり設定ミスとかしてしまう。
失敗も糧にしてまた撮影に行きます。それでは、また。
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