こんにちは。今回は雪山登山の定番中の定番である八ヶ岳の北横岳に登りました。ロープウェイを使って標高2237mまで一気に上がることができ、山頂まで1時間で登ることができるため、冬季登山入門編として人気の山です。
今回はそんな北横岳にロープウェイを使わずに駐車場の登山口から登ってみました。
今回は、12本爪アイゼンにピッケルを持って行きましたが、ピッケルはほぼ刺すこともなく、手荷物と化していました。ほとんどの人はダブルストックで、それが最適だと思いました。
北横岳の概要
北横岳は北八ヶ岳の山で、正式には横岳のようですが、南八ヶ岳にも横岳があるので北横岳と呼ばれています。南峰と北峰があり、北峰が標高2480mで南峰が2471mです。
＜アクセス＞ 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場
ロープウェイ運行時間はHPを参照して下さい。冬季は9時運行開始、その他は8時台のようです。
20分間隔で運行しているようです。
＜山小屋・トイレ＞
ロープウェイ山麓駅・山頂駅にトイレ有り
北横岳登山道中に北横岳ヒュッテ（トイレ利用可）
ロープウェイ山頂駅から縞枯山方面に進むと縞枯山荘（トイレ利用の可否は不明）
北横岳登山へ
2022年3月某日（恐らく）今シーズンの冬季登山登り納めに行くことにしました。北八ヶ岳の天狗岳を予定していましたが、ちょっと出発が遅くなってしまったため渋の湯駐車場が満車に。
遅刻した時点で満車は覚悟していましたが、がっかりです。とはいえ、せっかく来たのだからと気を取り直し、近くの北横岳に登ることにしました。
北八ヶ岳ロープウェイ駐車場に着いたのは、ロープウェイ運行開始前の午前8時過ぎ。すでにそこそこ駐車場は埋まっていました。ロープウェイ山麓駅に向かって右の山側に駐車すると、目の前に登山口があるではないですか。
天狗岳に登るつもりで気持ちの準備をしてきたこともありますので、せっかくなのでロープウェイを使わないで登ることにしました。
登り始めてすぐに振り返ると、真後ろには中央アルプスの山々がみえます。木曽駒ヶ岳も行ってみたいです。
ゲレンデの横を登る感じになります。
登り始めてすぐに山頂方面がこんにちは。これは山頂からの眺望も期待できそう（と思っていました）。
右は縞枯山、左は北横岳。快晴で気持ち良いです。暖かい日が続いていたので霧氷とか溶けてしまっていたら残念だなと心配していましたが、この日は霧氷もついていて美しい冬の景色を楽しむことができました。
南八ヶ岳も快晴のようです。
南アルプスもくっきり。右から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳でしょうか。今年こそ行ってみたいです。
登るはずだった天狗岳。今ころは黒百合ヒュッテからアタック開始しているところだったでしょう。
リフト降り場の横を通り、スキー場のゲレンデを横切ったら樹林帯に突入します。
再度ゲレンデ隣の急登を登ると枯れ木エリアに入り頭上が開けたら山頂駅までもうすぐです。霧氷が付いていて綺麗でした。
はい、山頂駅に到着したらガッスガス。先程までの快晴はどこへ行ってしまったのか。
坪庭は真っ白です。
時々晴れ間も見えるので山頂で待っていれば晴れるかもという期待を胸に登ります。
坪庭から約40分で三ッ岳との分岐点に到着です。
あのゴツゴツした岩山が三ッ岳です。あちらは鎖場もあるようです。
北横岳ヒュッテに到着。トイレ利用可です。少しだけ休憩して、いざ山頂へ。ヒュッテから山頂まではわりと急な斜面になります。が、すぐに山頂に着きますのでそれほど辛くもありません。
わずか5分ほどで山頂に到着。北横岳南峰2471.6mです。眺望なしのガスの中です。
南峰から北峰が見えています。とりあえず最高地点の北峰まで行くことにしました。
北横岳北峰2480mに登頂です。駐車場から登ってきたのでそれなりに疲れましたし、達成感があります。
ガスが晴れる気配がありません。
一瞬頭上に青空が見えるもこれが限界で、全くガスが晴れる気配がないため諦めて下山することにしました。残念。八ヶ岳には何度も登っていますが、振り返れば山頂で快晴だったことのほうが少ないです。八ヶ岳は比較的天気の安定している山域だと思いますので、自分がついていないだけでしょうか。
ヒュッテより下はわりとガスはないんですけどね。
サクッとロープウェイ山頂駅まで下山しました。膝が痛いのもあって、帰りはロープウェイで下山することにしました。片道1200円です。
青空。
高いところだけ雲がかかっていますが、今頃山頂は眺望あるのかもしれませんね。行きも帰りも見上げると山頂がクリアに見えましたが、自分が登った時はガスガスという。仕方ないですね。
まとめ
今回は北八ヶ岳の北横岳に登りました。ヒュッテから山頂までが比較的急な坂道ですが、難所という箇所は全くなく、まさに雪山初心者におすすめの山です。軽アイゼンの人も結構いましたけど、たぶん大丈夫ですね。
体力がある人は隣の縞枯山も周回してみるのも良いと思います。
山頂からの眺望がなかったのが残念ですが、駐車場の登山口から登ったことでそれなりにいい運動になりましたし、道中は快晴で気持ちよく楽しめました。今シーズンの雪山はこれで登り納めだと思います。結局今シーズンは緩い感じの冬登山しかしませんでした。危ないことはしたくありませんが、ピッケルがただのお荷物になってしまったので、来シーズンはもうちょっとステップアップしたいです。それでは、また。
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