ずっと気になっていたSIGMAのIシリーズ。
ユニークな焦点距離や明るさ、コンパクトかつ質感にこだわって全金属削り出しというレンズボディ。Xマウントユーザーには特に嬉しい絞りリング付き。APS-C用のDC DNシリーズよりこっちをXマウントに出して欲しい。そう思っているFUJIFILMユーザーの方は多いのではないでしょうか。
今回はIシリーズの中から45mm F2.8 DG DN Contemporaryをお借りして使ってみたので紹介します。
まず見た目から
コンパクト。F2.8からということで単焦点レンズとしては暗いかわりにこのサイズ。質量215gで長さは46.2mmです。
MADE IN JAPANが誇らしげ。フィルターサイズは55mm。
金属製のレンズフードが付いています。着脱はスムーズで質感良しです。
S5IIに装着するとこんな感じです。サイズ的には違和感なく、ボディのサイズ感の範囲内に収まっている感覚です。
撮影してみると
どれも絞り開放のF2.8での撮影です。F2.8なのでフルサイズとはいってもボケは少なめです。絞り開放でも解像感も十分綺麗だなと思いましたが、このレンズの魅力は独特のボケ。
被写体前後のボケはもちろん、合焦部分に近接した範囲、いわゆる微ボケ・小ボケ部分からも柔らかにボケていくよう球面収差をコントロール。ボケ像の周縁部をソフトににじませることで二線ボケなどを抑制し、前景・背景の滑らかな描写により被写体の立体感を高めます。 (SIGMA公式より引用)
確かにソフトな印象はあります。拡大すると・・・
ピントの周辺から滲むようにボケていくのが分かります。
絞ると滲みはなくなってカリッと解像します。
F2.8で周辺減光はしっかりありますが、自分はわりと好きなので気になりません。
45mmという焦点距離。50mmよりちょっと広くて身近な人も少しだけ撮りやすい。最短撮影距離24cmなので結構寄れる。
コンパクトなのでスナップとかで気軽に持ち運んで撮ったり、家族の距離感でも撮影できるしテーブルフォトも撮れるので、場面を選ばす対応できるので使いやすいです。
最後に
今回はSIGMA 45mm F2.8 DG DN Contemporaryを試用したインプレッションをまとめました。
開放でのソフトな描写や周辺減光などを味として楽しめる用途の方には良いレンズだと思います。自分はずっと付けっぱなしです。
LUMIX純正の単焦点レンズはF1.8シリーズと50mmF1.4のS PROレンズがあります。S PROは置いておいて、F1.8シリーズは程よいサイズ感で写りも良くて、防塵防滴もあってと作りは非常に良いと思うんですけど、ちょっと味がないというのが50mmF1.8を使った感想。
写真を楽しむならSIGMA Iシリーズは非常に魅力的な選択肢だと思いました。S5IIを導入したけど、普段使いの次のレンズ欲しいなって方はぜひ試してみて下さい。
ちなみに、45mm F2.8 DG DNはSIGMA fpのキットレンズになっています。確かにS5IIよりfpの方が合いそうです。今度はfpが気になってきました。いや、もちろん買わないですよ。買すぎですから。
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