昨シーズンは色々とあって全く登山ができないまま、約1年が過ぎてしまいました。
今年はもう少し登山に行けそうなので、登山に持って行くカメラとレンズの組み合わせを検討したので少しまとめてみます。
手元にあるボディはニコンZ6とパナソニックLUMIX S5II、さらに富士フイルムはX-E4です。X-E4を登山のメインカメラにすることはないので、今回はZ6とS5IIのボディをベースに検討しました。
ニコン Z6
だいぶ古くなった感のあるNikon Z6ですが、風景写真で使う分にはまだいけます。登山のメインカメラとして使っています。
組み合わせているレンズは、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S(630g)とNIKKOR Z 20mm f/1.8 S(505g)。
24−120mmをメインに使って、テント泊時は星撮り用に20mm f/1.8 Sを持っていきます。
Z 24−120mm f/4は素晴らしいレンズだと思います。広角側は24mmスタートかつ、望遠側が他社より少し長い120mmまでカバーしているのが嬉しいです。DXクロップも使えば180mm相当ですから、望遠レンズの距離まで踏み込んで撮影できます。
そしてこのレンズはただの便利ズームではなく、描写も素晴らしい。S lineレンズに外れなしです。
さらにZマウントの場合は、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRという高倍率ズームレンズも登山に適していると思います。写りも良いようで、Z 24-120mmのほうが描写の評判は上ですが、正直Webで見比べる分には違いが分かりません。Dxクロップで300mm相当になるので、望遠が好きな方はこちらを選択しても良いでしょう。
星を撮りたい場合は、明るい広角レンズが必要になりますが、自分はNIKKOR Z 20mm f/1.8を使用しています。
Zマウントで他の選択肢としては、広角大三元ズームのZ 14-24mm f2.8 S、タムロンOEMと噂のZ 17-28mm f2.8あたりが候補。広角大三元なんて重くて持てないでしょと思ったけど、調べてみたら650gなんですね。思ったより軽量。
Z 17-28mm f2.8は450gとさらに軽量で、単焦点レンズのZ 20mm f1.8より軽いじゃないですか。登山の荷物は少しでも軽量化したいので、さらに軽くするなら十分検討の余地あります。
というわけで、自分のシステムの総重量=Z6 675g + Z 24-120mm 630g + Z 20mm f/1.8 505g = 1810g
1gでも軽くしたいテント泊の荷物にこれを加えるなんて。体力もないのに。そのために他の荷物は可能な限り軽量化せねばと工夫はしていますけど。
自分のシステムでさらに軽くするなら、Z 20mm f/1.8をZ 17-28mm f2.8にすると約50g軽量化できます。さらに突き詰めると星はおまけとして、Z 24-120mm f/4だけにするというのも出来なくはないです(たぶんしないけど)。
パナソニック Lマウント
さて、LUMIX S5IIも購入したので登山に使えるか検討しています。S5IIは防塵防滴仕様になっているので登山のお供に十分耐えられると思います。
自分が持っているレンズは、LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 (350g)。
このレンズとS5IIの組み合わせは、自分レベルには十分な描写で、遠影の解像感も良好ですし、焦点距離26mmでほぼハーフマクロまで寄れるのもあり、使い勝手は非常に良いです。
広角20mmからという標準ズームでは出来ない表現が可能な代わりに、望遠が60mmというところが欠点ではあります。山を切り取って撮影するのは諦めるしかありません。
他の候補としては、LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.でしょうか。望遠が105mmまであるしハーフマクロも可能。描写はそれなりに良いという評価ですが、20−60mmで良好と思っている自分にとってはきっと問題ないはずです。問題は重量が680gとちょっと重い。Z 24-120mmより50g重い。
LUMIXって微妙にどれも大きめ、重めなんですよね。S5IIもバッテリー込みで740gもあって中堅どころフルサイズミラーレスでは一番大きくて重いのでは?
レンズもコンパクトとは無縁。マイクロフォーサーズでも大柄なボディですし、パナソニックは基本的にコンパクトにする気がないんですね。素晴らしい手ぶれ補正や放熱性能を考えると納得ですが、登山においては軽いは正義。
LUMIXはLマウントなのでSIGMAのレンズも使えます。
SIGMAの標準ズームレンズとしては、24-70mm F2.8 DG DN ART, 28-70mm F2.8 DG DNがあります。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ARTは大きく重く830gなので却下。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNはContemporary ラインで470gと軽量コンパクトが魅力ですが、広角28mmを受け入れられるかですね。
広角だけで良いなら、SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN Contemporaryは候補になります。星も撮りたいならLUMIX S 20-60mmより適しています。でも完全な広角レンズでは物足りないんですよね。
ということで、S 24-105mmを選択するとしたら、
S5II 740g + LUMIX S 24-105mm F4 680gで1420g。Z6 + Z 24-120mmで1305g。100g以上変わります。たかが100g、されど100g?
星撮影もカバーする場合は、Lマウントで候補に考えるのは、純正だとLUMIX S 18mm F1.8でしょうか。18mmでF1.8なのに340gと軽量。
S5II 740g + LUMIX S 24-105mm F4 680gにLUMIX S 18mm F1.8 340gを加えると、1770g。
Total重量はZ6システムをわずかに下回りました。40gしか変わらないので、結局どちらも変わらないってことですね。
まとめ
というわけで、ニコンZマウントとパナソニックLマウントでテント泊を想定した登山に持参するレンズを検討してみました。
重量についてはレンズの組み合わせ次第でどちらも同じようになることが分かりました。
S5IIで行くならS 24-105mm F4を持って行きたいと思いますが、現時点では持っていないのでひとまず今夏はNikon Z6 + Z 24-120mm F4 + Z 20mm F1.8の組み合わせで行こうかと思います。
今年はなんとかテント泊行きたいです。
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