茨城県大洗町にある神磯の鳥居で撮影してきました。
茨城県の撮影スポットとしては最高に有名なのではないでしょうか。大洗海岸の岩礁の上に建つ鳥居が、朝日を背に神々しい姿を見せてくれます。
人が集まるような撮影スポットはあまり行きたくないのですが、今回は思い切って訪問してみました。
「神磯の鳥居」の概要
茨城県東茨城郡茨城町にある大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)の鳥居の一つになります。神が降臨されたとされる岩礁を神磯と称し、神聖な場所として鳥居が建てられました。
海に突き出た岩礁に建つ鳥居は、日の出や星空の下とても神々しい姿で佇み、たくさんのカメラマンが撮影しに来る場所です。
ちなみに、ここは日の出と絡めた写真が多いと思いますが、鳥居を正面から見た時に真後ろから日が昇るのは冬至の頃になります。天の川の撮影も良くされていますが、旅館などが立ち並び、背後の旅館(?)の明かりが夜中も煌々と光っていますので、それほど暗くありません。
「神磯の鳥居」の駐車場は?
神磯の鳥居の駐車場は主に二つあります。
①大洗磯前神社・大洗海洋博物館駐車場
大洗磯前神社の駐車場で、大洗海洋博物館の駐車場も兼ねています。県道をまたいで建つ大きな鳥居(一の鳥居)のすぐ先に磯前神社へ続く坂道がありますので、そこを登った先にあります。自分は利用したことがありませんが、約50台収容とのことです。
②大洗公園駐車場
鳥居から海沿いの道路を北側に少し走ると右側に「大洗公園駐車場」という無料の駐車場があります(夏季は有料かもしれません、確認できていません)。そこから海沿いに歩けば5分とかからず鳥居にアクセスできます。
自分はこの駐車場を利用しています。海水浴シーズンに行ったことがないのでシーズン中は有料なのか、夜中に入れるのかはわかりません。上の写真は駐車場から砂浜に降りるところです。鳥居が見えていますが、このあたりは暗いので必ずライトを持参しましょう。
神磯の鳥居の目の前はホテルや旅館が立ち並ぶエリアです。それらの施設の駐車場に停めてしまわないように注意しましょう。
神磯の鳥居で撮影
中世代白亜紀層で天の川撮影をした1週間後、またもや星を撮りたくて撮影に出かけるつもりでしたが、残念ながらこの日は夜中から朝まで曇り空予報。日の出頃は雲が少なくなりそうなので、朝日は見られるかもしれないということで、神磯の鳥居を訪問することにしました。
午前5時。大洗公園駐車場に到着しました。日の出まで50分、あたりはまだ真っ暗です。空はというと、ものすごい曇り空。星は見えず、これは日の出も厳しいかとちょっとテンションは下がります。
15分くらいは車でだらだらしていましたが、少し明るくなってきたのでとりあえず鳥居に行ってみると10-20人くらいは人がいました。一眼カメラを構えている人は少数で、多くは日の出を見に来たという人のようでした。
とりあえず長秒露光で一枚。
すごい曇りだけど綺麗です。この幻想的な感じがいいですね。日の出時刻から10分ほど経ち、空がだいぶ紅く染まってきました。
NDフィルター無しでできるだけシャッタースピードを伸ばしてみました。
東の空にかかる雲がなんとか隙間ができて、薄曇りの中静かに太陽が昇ります。眩い輝きを放つような日の出ではありませんが、優しい光に癒されます。
どんどん日が昇ります。ここでND 500(だったと思う)とハーフNDフィルターを装着して長秒露光してみました。
穏やかで神秘的な朝になったような気がします。こういう表現も一眼カメラならではの表現で、見たままとは違う世界を写すことができて楽しいですね。
神磯の鳥居の展望スポットはしっかりと防波堤になっていますが、その下の浜にも降りることができます。最後に少しだけ下に降りてどんな感じか見てきました。
潮位や波の状況によっては大変危険を伴いますので、十分に注意して下さい。また、鳥居の建つ岩場は神聖な場所ですので立ち入り禁止です。過去に死亡事故も発生していますので、絶対に立ち入らないようにして下さい。
下から撮影したほうが、より波の臨場感が出る感じになると思います。夢中になって構えていると波がかかりますので注意しましょう。
まとめ
今回は茨城県大洗町にある茨城屈指のフォトスポット「神磯の鳥居」で日の出を撮影してきました。
なんとか東の空から太陽が顔を出してくれて良かったです。撮れた写真の出来はともかく、長秒露光してみたり、大変楽しい撮影ができました。
日の出もまた撮影したいなと思いますが、さらには月と絡めて撮りたいと思っています。水戸黄門様が称えたのも月に輝く姿であったようです。
今回の記事は以上になります。それでは、また。
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